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社長との最初の面会
私は、その企業に連絡したのが最後だったので、面会も最後になりました。展示会場の相手企業のブースで、社長と私は小さなテーブルに着きました。社長は私よりも二〇歳ほど年上でした。その日は多くの企業から取引を迫られたせいか、社長は少々疲れた様子でした。
彼は冒頭、機械を輸出することは検討しているが、国内需要が順調なこともあり、輸出は急いでいないと言いました。同時に、その日に会った企業、つまり私の競合会社のすべてから、輸出をすぐに開始することがいかに重要であるかを説得されたとも言いました。
当然ですが、各社とも、自社がアメリカでの販売者としていかに優れているかを力説していったそうです。
私は社長の言葉を聞いて、しばらく考えた後で、こう言いました。
「われわれも急いではいません。なぜなら、私は自分が信頼し尊敬できて、相手も私を信頼し尊敬してくれる人としかビジネスをしないからです。そういった関係が持てるかを見極めるのに、どれだけ時間がかかるかは、お互いがどれだけの努力をするかによって変わりますから」
彼は私の表情を見ながらうなずき、われわれの会社が展示会に出展しているかどうか尋ねました。
私は「出展しています」と答え、その場所を伝えました。彼は、五日間開催される展示会が終了するまでのどこかで、私を訪ねると言いました。
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